カップル講習の感想
アダム徳永から直接指導を受けたカップルによって書かれた本音の内容です。
加藤晶子(仮名)28歳
私はセックスに関して今まで正面から向き合った事はありませんでした。男性経験が少ないのもありますが、今思い返すと初めてできた彼氏とのセックスが絵にかいたような”ジャンクセックス”で、「あぁ、こんなものなのか。」と半ばあきらめセックスは男の人が気持ちよくなるための物なんだろうなと思っている部分があったからなのだ思います。
今の彼はそれとは打って変わってセックスの最中も「どこが気持ちいい?」とか「痛くない?大丈夫?」とか凄く私を気にかけてくれて、凄く驚いたのを覚えています。そんな彼に感化されて、比較的自分の状態や希望を伝えることができるようになりました。それでも心のどこかで「イケないと彼に申し訳ない」とか「彼が満足してるならいいや」などという考えが浮かんでしまい、どこかで焦りや妥協が生まれていたと思います。そういう精神的な面も含めてカップル講習を受講しました。
当日はあまり緊張はしていませんでした。裸になることにあまり気にならず、本当に勉強会が始まるんだなという意識でした。むしろなんだか未知の体験ができるんじゃないかと少し楽しみでもありました。
15分ほど現状のセックスについてお話ししました。そのなかで私の性感がまだ開かれていないのではというお話を頂きました。確かに経験も少ないうえに、本当に気持ちいいとはどんなものなのかというのも皆目見当がついていなかったのです。私は内心、性感を開くことを目標にしました。
実践講習がスタートします。まずは背中をアダムタッチではなく、手のひらでゆっくりとパームタッチしていただきました。マッサージのようです。先生の手が凄く温かくくて何だか大きな物に包まれているような、そんな感覚でした。彼にも同じように実践してもらったのですが、驚くほどの感覚の違いがありました。言葉にするのは難しかったのですが、手の大きさが2倍も3倍も違うんじゃないかと思うぐらい、先生の手の方がぐっと包み込まれるという感覚がありました。彼もすごく頑張ってくれたのに申し訳ないのですが。それでも彼にゆっくり丁寧に触ってもらえると、凄く体がぽかぽかしてきてリラックスできました。仕事上とても体が凝るので、たまに彼がマッサージをしてくれるのですが、力任せに揉まれるより私はこっちの方が断然好きです。
そしてついにアダムタッチの指導です。彼がアダム先生の著書を何冊か読んでいたため、アダムタッチを実践されたことは何度かありました。しかしくすぐったいとしか思えず、やられる度に「それやめて~」と笑っていました。今回も笑ってしまったらどうしようと内心不安でした。でもこれもアダム先生がおっしゃるには性感が開かれてないからということなので、これをきっかけに開かれることへの期待がありました。アダム先生にまずは背中をゆっくりと触って頂きました。リラックスさせて頂いたせいか、全然くすぐったくないのです。ぞわっとした気持ちよさがありました。たまに子宮がぞくっとする感覚があります。くすぐったいとしか思えなかった感覚が、気持ちいいと感じた瞬間でした。腰・脇と普段ならくすぐったくて悶えてしまう部分です。その周辺がすべてぞくっとくる快感。ずっと触って貰っても飽きないだろうと思います。彼もアダム先生に教わりつつやってくれました。彼は「くすぐったくないの?」と半信半疑。何度も聞いてきて驚いているようでした。それがちょっと面白かったです。
今度はキスのテクニックについて。キスは嫌いではありませんが、気持ちいいかと聞かれると、気持ちいいものではありません。彼のキスは忙しく、「次はどう動かそう」とか「舌出した方がいいのかな」なんて考えながらしてました。アダム先生に「そのキスは気持ちいいの」と聞かれました。彼には申し訳なく思いつつ、「気持ちいいものではないです…」と正直に答えました。すると彼は「でしょうね」と。彼はやや落胆した様子でした。
触れるか触れないかの距離で唇に触れるアダムキス。唇をぎゅっと押し当てるビギニングキス。その二つを教えていただきました。普段キスをしても恥ずかしかったりしないのに、ゆっくりお互いの唇を近づけるアダムキスに、物凄くドキドキしました。また凄く大切に扱ってもらってる気がしてうれしかったです。不思議ですがキスが凄く気持ちよく感じました。
その後はいくつか体勢を変えてのアダムタッチ。もちろん体勢を変えてもくすぐったいだなんて思わなかったです。特に気持ちよかったのはお尻と太ももでした。首筋を舐められたりすると凄く感じるのですが、まさかお尻を触られて、それと同じぐらい感じてしまうなんて驚きです。
クリトリスの愛撫とクンニの実習に入りました。今まで全く知らなかったのですが、私はクリトリスがかなり小さいというのに凄く驚きました。他の女性と比べる機会が無いのでしょうがないですが。そのためクリトリスを露出させにくいというのと、皮を剥いて刺激すると刺激になれてないせいで痛いという事でした。確かにあまり刺激されると痛いという感覚はあったのですが、こんな事が原因とは夢にも思わなかったです。それでもアダム先生に触って頂くと痛いという感覚は無く、ゆるゆると気持ちいい感覚でした。これでイケるといいのですが。彼にも触って貰って、「ちょっと位置が違う気が…」とか「もうちょっと強く…」なんてアダム先生との感覚を比べながら練習させて頂きました。なんだか宝探しをしているような感覚で楽しかったです。それにこれだけ彼に「もうちょっとこう…」なんて注文を付けた事は無かったので、なんだか一歩進めたような気がしました。
クンニについても同じように。私はクンニだけではなかなかイケず、どうしても気持ちが焦って、膣に指を入れてもらってイカせてもらっていました。「クンニだけでイケるようにしてください」との事でした。アダム先生のお話からすると、きっと気持ちの問題なんだろうと思うので、彼に協力してもらいたいと思っています。
Gスポット、Tスポットについて。彼はきっと彼の独学でGスポットの場所を知って、触ってくれていたと思います。彼が触ってくれていた所も、もちろん気持ちよかったのですが、果たして本当にそこがGスポットなのかなと思う事はありました。指の動かし方などを先生が彼に指導している間、不安と期待がいりまじってドキドキしていました。いざアダム先生に触って貰うと、飛び上がる程の快感と衝撃で自分でも驚きました。あんな感覚今まで感じたことがありませんでした。叫ばずにいられないという感覚です。
体勢を変えてTスポットを触って頂いた時も同じで、まさか自分があんな場面であんなに声を出してしまうとは思いませんでした。今思い返すと凄く恥ずかしいのですが…。彼もそれを見て何やら凄くやる気を刺激されたみたいです。
交接の時の動き方や体位について。アダム先生がゆっくりと体を支えて誘導してくださったので、座位や騎乗位の時にとても動きやすかったです。動きやすいというか体が勝手に動いてくれるという感覚でした。騎乗位ではよく彼に「じゃあ気持ちいいと思う動きで動いてみて」と言われることがありました。そういわれても中々わからず、AVなんかを手本に動いてみても全然気持ちよくありません。すぐ疲れてしまっていました。でも先生の指示で彼が少し手を添えてくれるだけで動きやすかったです。一緒にセックスしてる感じがあり、凄く感じて良かったです。あの腰を箱に見立てて動くやり方は練習したいと思います。また交接はエネルギーの循環をさせる行為だとのこと。これからはそういう事も意識していきたいと思いました。
この度の講習で未知の体験をさせていただきました。自分自身の感覚の幅が広がりました。セックスについて彼と正面から向き合って話し合っていきたいという気持ちが生まれました。妥協したくないと思います。私にとってとても大きな成果です。
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