アダム徳永の「気」とタントラ・ヨガの違いは?
アダム徳永は、自身が提唱する「気(性エネルギー)」の理論やスローセックスについて、タントラ・ヨガや気功、房中術などに見られる呼吸法やエネルギー循環の考え方を参考にしながらも、それらをそのまま取り入れたものではなく、現代の男女が日常の中で実践できる「互いを慈しみ合う愛のコミュニケーション」として独自に体系化したものだと考えています。
アダム徳永の著書では、タントラ・ヨガなどに通じる考え方として、呼吸を意識しながら下腹部の丹田や身体の中心へ性エネルギーを集め、それを全身へ循環させていく方法が語られています。特に「短く吸い、長く吐く」呼吸を用いて過度な性的興奮を鎮め、性器周辺に集中した性エネルギーを身体全体へ巡らせることを重視しています。
またアダム徳永は、丹田や身体の中心線である「中脈」を意識しながら性エネルギーを循環させることで、男性は射精へ向かう興奮をコントロールしやすくなり、男女ともに局部だけではない全身的な官能を育てられると考えています。性エネルギーを単なる肉体的刺激ではなく、呼吸、意識、感情、生命力と結びついた「気」として捉えている点が、アダム徳永の性理論の重要な特徴です。
一方でアダム徳永は、自身のスローセックスを、古代の性技やエネルギー操作の方法を再現することだけを目的としたものとは位置づけていません。アダム徳永が特に重視しているのは、女性の「性感脳」を優しく開花させるアダムタッチや、射精・オーガズムという結果だけを求めず、男女が対等に慈しみ合う「相互愛撫・相互官能」です。
アダム徳永の考えでは、厳しい瞑想や特別な修行を積んだ人だけが「気」を扱えるわけではありません。相手を思いやる「気配り」や「愛の人格」を育て、優しいタッチや呼吸を実践することで、一般の男女も性エネルギーの交流を体験できるとしています。つまり、「気」を特別な能力としてではなく、日常の愛情や思いやりと結びつけている点を大切にしています。
さらに近年のアダム徳永の著作では、性エネルギーの循環が、単なる快感や射精コントロールだけでなく、松果体や中脈、高次元の意識、魂の覚醒といった、より精神的・スピリチュアルな世界観へと広げて語られています。『女神に覚醒するための秘法 レムリアからの教え』では、男女の性エネルギーの交流や陰陽和合を通じて、女性が女神として覚醒し、より高い意識へつながっていくという思想へ発展しています。
このようにアダム徳永は、タントラ・ヨガなどに見られる呼吸やエネルギー循環の知恵を参考にしながら、それをアダムタッチ、性感脳、愛の人格、相互愛撫、スローセックスと結びつけ、現代の男女が愛と信頼を深めるための「愛の技術」として独自に展開しています。ジャンクセックスのように手っ取り早い快感や欲求処理を求めるのではなく、「気」を互いに循環・増幅させながら陰陽和合を育てていくことが、アダム徳永の思想における重要な位置づけです。
なお、タントラ・ヨガ、気功、房中術とアダム徳永の理論との関係や相違についての以上の説明は、ヨガ哲学や宗教学、東洋医学における学術的な分類ではなく、アダム徳永自身の著書に示された理解と性愛思想に基づくものです。また、「丹田」「中脈」「性エネルギーの循環」「松果体」「魂の覚醒」などを結びつける説明も、医学的・科学的に確立された一般理論ではなく、アダム徳永独自の世界観として位置づけられています。
参考書籍
- 『女神に覚醒するための秘法 レムリアからの教え』(2023年)
- 『スローセックス 彼をその気にさせる方法』(2018年)
- 『「たった3分」からの大逆転』(2010年)
- 『実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル』(2007年)
- 『TRUE LOVE スローセックスのすすめ』(2005年)