★自分に厳しいあなたへ
日付: 2020年10月19日
「私ってなんてバカなの!」
「なんて俺は情けないんだ!」
あなたは何か失敗したとき、
ついこんな言葉を
自分に投げかけていませんか。
他人との競争に負けまいとして、
自分を過剰に責めることがあります。
それでは幸せになろうとする自分に
ブレーキをかけるようなものです。
「ドンマイ!ドンマイ!」
友人や同僚がうっかりミスをしたとき、
あなたはこんなふうに声をかけて
励ましてあげるでしょ。
また感動的なことをした人には
「すごい!」「すばらしい!」
とほめ言葉をかけるでしょ。
これと同じことを
自分にしていただきたいのです。
自分にやさしくするのは、
自分を甘やかすことではありません。
あるがままの自分を受け入れ、
そのうえで自分を励ますことです。
自分を励ましたり
誉めたりすることは、
案外少ないのではないでしょうか。
自分を誉めるのは気恥ずかしいと
思うかもしれませんが、
だからこそ意識的に自分を
誉めるよう心がけてほしいのです。
たとえば仕事でミスをして
自己嫌悪に陥りそうなときは、
「大丈夫、問題ない」
「いい経験になったじゃないか」
「素直に反省する私は素晴らしい」
などと励ましてあげてください。
または仕事がうまくいったら
「凄い! 俺って天才!」とか、
掃除や洗濯を手際よくこなしたら、
「素晴らしい! 私は家事の達人!」
などと少しオーバーに
自分を誉めてあげてください。
自画自賛するのです。
何かにつけて
自分を誉めることは、
喜びを自分に与えることになり、
自分を元気にします。
その意味で失敗したあとに
自分を励ますことは
とても大切です。
何もしないで
放ったらかしにしておくと、
そのときの体験がもとで、
だんだん自信を
失っていく恐れがあります。
そのときは何と
かやり過ごしたつもりでも、
あとになって
フラッシュバックのように、
自分を責める気持ちが
蘇ってくるのです。
「やっぱり駄目だ」
「いつもこうなっちゃう」
「どうせ私にはできない」
……。
こうした否定的な言葉が
口癖のようになるのは、
自分に関するネガティブなデータが
蓄積されているからです。
そして知らず知らずのうちに、
自己評価を下げてしまっているのです。
このようなことにならないために、
自分を誉める習慣をつけましょう。
ちなみに私は自分をほめる達人です。
いつも自画自賛しています。
アダム徳永