★一日一善のすすめ
日付: 2019年01月29日
人は愛のある人間に
なりたいと思うものです。
ではどうしたら、
そのような人に
なることができるでしょうか。
「私は愛の人間になるんだ!」と
呪文のように唱えたからといって、
愛の人になれるわけではありません。
愛は具体的です。
愛は対象があって、
初めて表現できるものです。
それを実践していく過程で
愛の人格を養っていくことが
できるのです。
愛の行為とは、
自分がしてほしいことを
人にしてあげたり、
自分の時間や労力を
人に使ったり、
人を喜ばせてあげようと
したりすることです。
その実践を通して、
愛のこころが育まれていきます。
自己中心的なエゴイズムとは、
まったく正反対です。
でも実際にこのような
愛の実践をしようと思うと、
エネルギーもいります。
いきなりアフリカに飛んで、
恵まれない人々のために
奉仕活動をしようと思っても、
なかなかできるものではありません。
そこであなたに提案です。
小さなこと、
ちょっとしたところから、
愛を実践してみては
いかがでしょうか。
つまり一日一善の実践です。
この言葉を知っている人は
多いと思います。
しかし意識して実行している人は
どれだけいるでしょうか。
たとえ小さな善でも、
積み上げられた小石は山のように、
しっかりとあなたのこころに蓄積され、
あなたを愛の人にしていくのです。
人に対して…
ものに対して…
自然に対して…
社会に対して…
どんなささやかなことでも、
一日に一つでも
「いいこと」を
してみませんか。
ご老人に席をゆずってあげる。
曇ったままの窓をきれいに拭いてみる。
募金箱に小銭を入れてみる。
労いの言葉をかけてみる。
道端のゴミを拾ってみる。
「自分はどんないいことを
してあげられるか。」
そういう意識と目線で、
たえず自分以外のまわりの人やもの、
社会に意識を向けると
自然と愛のこころが湧き上がります。
物の溢れた現代社会は、
気を抜いて暮らしていると、
自己中心的な生き方になってしまう
環境になっています。
些細なことからの出発でも、
自分以外の他のために
少しでも役に立とうとするあなたは、
エゴになりがちな自分から
脱皮することができるのです。
もしあなたが、
今までの自分が
好きになれなかったのは
自分のなかに肥大しつつある
エゴイストな自分が
あったからです。
あなたのこころがそれを
訴えかけていたのかもしれません。
愛を実践していくことで、
きっとあなたは今まで以上に、
自分のことが好きになれます。
そしてあなたのなかで育っていく
愛のこころがあなたの存在を
魅力的にしてくれるのです。
アダム徳永