★むかしの日本人は性に大らかだった!
日付: 2015年06月09日
日本ではセックスを不潔なものとみる風潮がいまだ存在しています。
これは明治以降に流入したキリスト教の価値観によるものです。
旧約聖書の創世記3章に失楽園の物語があります。
アダムとイブが禁断の木の実を食べたら
裸であることに気づき
恥ずかしく思って股間を
イチジクの葉で隠したとあります。
神の怒りに触れたアダムとイブは楽園から追放されます。
キリスト教には人間は罪を犯して神から離れたという原罪思想があります。
裸を恥じて下腹部を隠したというところから
この原罪はセックスによってもたらされたと
考えるようになるわけです。
この価値観の影響で人類は長い歴史にわたってセックスをずっとタブー視してきたのです。
しかし日本人にとってセックスは古来より豊穣と繁栄の象徴でした。
それは男性器や女性器をかたどった
道祖神がいまも各地に残り、
信仰の対象となっていることでも証明されています。
昭和に入っても、戦前までは日本中で夜這いという文化が生きていました。
ある村では十三歳になった男の子たちと、
彼らと同数の大人の女性たちが
寺の本堂に集められ、
女性の手ほどきによって
初体験を済ませるという慣わしがありました。
いわゆる筆おろしの儀式です。
またある村では三十三歳の厄年を
迎えた女性たちが売春をし、
それで得たお金を寺や神社に
奉納することが厄落としとされていました。
昔の日本人はセックスをおおらかにとらえていたのです。
この違いは何でしょうか。
みなさんがセックスを恥ずかしいもの
不潔なものととらえる意識は本能ではなく
実は刷り込まれてきた価値観であることを
知って欲しいのです。
私は『セックスは神さまからのギフトである』と思っています。
この価値観だからこそセックスを大切に扱い神聖なものとして行うことができるのです。
あなたはどちらの価値観を支持しますか。
もう古い価値観を手放してもいい時がきたのではないでしょうか。
アダム徳永