★正常位は最も射精しやすい体位
日付: 2015年10月31日
スローセックスの最大の醍醐味は
交接にあります。
お互いが交接を貪り合うことで、
こころとカラダは
愛によって一体化するのです。
交接はまさに、
お互いが一つになって喜びを
分かち合うことにあるのです。
その意味で男性が早漏だと、
スローセックスを
楽しむことはできません。
女性として内心
がっかりすることになります。
早漏は男性にとって絶対に
克服しなくてはいけない条件です。
これは男性の課題です。
ここで皆さんに知っておいて
頂きたいことがあります。
それは体位と射精の関係についてです。
もっともオーソドックスな体位は
正常位です。
実はこの正常位は最も
射精しやすい体位なのです。
この事実は当の男性も気がついていません。
どうして正常位が
射精しやすい体位なのか。
人間には自律神経の働きによって
カラダの機能のバランスが図られています。
自律神経の一つである交感神経は緊張を、
副交感神経は弛緩を司ります。
では射精のときは、
どちらの神経が優位になるでしょうか。
それは交感神経です。
緊張を司る交感神経のはたらきによって
射精は促進されます。
ところでカラダはうつ伏せの状態ときは
交感神経が優位にはたらきます。
逆に仰向けのときは副交感神経が
優位にはたらくのです。
つまり交接の体位を
正常位にすることは、
カラダがうつ伏せにするわけですから、
交感神経が優位にたつということになります。
つまりカラダの緊張が促進されることになり、
自ずと射精に至りやすくなるというわけです。
しかも腰を自由に使える体位なので、
完全に戦闘モードになって
射精の抑制が利かなります。
日本の男性の7割が
早漏といわれていますが、
射精の条件がそろえば
“あっと言う間”に
射精してしまうのも無理はありません。
ですから私は常日頃、
正常位は射精位であるといっているのです。
ではどの体位が射精を抑制し、
早漏をコントロールすることが
できるのでしょうか。
それは対面座位です。
お互いが向かい合って座る体位です。
インドのカーマスートラでは
この体位を正常位と呼び、
もっともポピュラーな体位と位置づけています。
なぜこの体位がイキにくいのでしょうか。
瞑想や気功の呼吸法では、
胡坐をかいて背筋を伸ばします。
それはカラダを垂直に立てることによって、
交換神経と副交感神経が
ニュートラルな状態になるからです。
つまり交感神経の働きを抑制し
射精の興奮を抑えることができるのです。
交接はピストン運動が
すべてではありません。
抱き合ってゆったりした気持ちで
身体を左右に揺らすだけも
気持ちいいものです。
幸福感を感じます。
もしあなたが早漏の男性なら、
対面座位から始めるようにしてみてください。
きっと思わぬ効果を体験しますよ。
アダム徳永