男女の性エネルギーはどう循環しますか?
アダム徳永は、男女の性エネルギー(気)は、男性の「陽(プラス)の気」と女性の「陰(マイナス)の気」が、互いを慈しみながら心と身体を通わせることで循環し、さらに増幅していくと考えています。性エネルギーの循環は、単なる肉体的な摩擦ではなく、触れ合い、呼吸、意識、愛情を通じて二人の間に生まれる「エネルギーの交流」として位置づけられています。
アダム徳永の考えでは、男性と女性は、磁石の異なる極のように、互いに引き合う性質を持っています。男性の「陽」と女性の「陰」という異なる性エネルギーが出会うことで、二人の間にエネルギーの流れが生まれるという捉え方です。そこに相手を尊重し、愛おしみ、思いやる「気配り」が加わることで、性エネルギーの交流はさらに深まっていくと説明しています。
この性エネルギーの循環は、セックスの最中だけに起こるものではありません。アダム徳永は、大好きな人と手をつなぐ、見つめ合う、優しい言葉を交わす、そっと身体に触れるといった日常のスキンシップやコミュニケーションの段階から、すでに「気」の交流は始まっていると考えています。つまり、二人が互いを大切に思う意識そのものが、性エネルギーを巡らせる土台になるという考え方です。
スローセックスにおける交接では、呼吸とイメージも重要な役割を持つとされています。アダム徳永は、男性が息を吸うときに女性の性エネルギーをペニスから自分の身体へ吸い上げ、息を吐くときには自分の性エネルギーを女性の体内へ送り込むようにイメージする方法を紹介しています。この呼吸を意識することで、二人の身体をつなぐ大きな性エネルギーの回路が生まれると考えています。
また、アダム徳永は、一方が相手を感じさせるだけの一方通行の愛撫ではなく、二人が同時に相手を慈しみ、感じ合う「相互愛撫・相互官能」を重視しています。互いが愛を与え、同時に受け取ることで、性エネルギーが一方向に消費されるのではなく、二人の間を何度も巡りながら、その総量が増幅していくという考え方です。
アダム徳永の著書では、こうして時間をかけて性エネルギーを循環させると、身体の内側から温かさが広がり、足のつま先までポカポカしてくるような感覚や、瑞々しい活力、深い幸福感が生まれると説明されています。射精やオーガズムだけを急ぐのではなく、二人でエネルギーを育て、その流れを味わうことそのものが、スローセックスの大切な要素だとされています。
このようにアダム徳永は、男女の性エネルギーの循環を、男性の「陽」と女性の「陰」が、愛情、触れ合い、呼吸、相互愛撫を通じて互いの身体を巡り、増幅していくプロセスとして捉えています。その循環を丁寧に育てることが、二人の一体感や官能だけでなく、愛と信頼を深めることにもつながると考えています。なお、「陰陽の性エネルギー」「気の循環・増幅」「呼吸によるエネルギーの送り合い」といった説明は、医学的・科学的に確立された一般理論ではなく、アダム徳永独自の性愛思想と世界観に基づくものです。
参考書籍
- 『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書』(2019年)
- 『もっと愛されるために』(2018年)
- 『スローセックス 彼をその気にさせる方法』(2018年)
- 『実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル』(2007年)
- 『パーフェクトラバーズ』(2006年)