本を使ってセックスレスを改善できますか?
アダム徳永は、本を読むことが、夫婦のセックスレスを改善するきっかけになる可能性はあると考えています。ただし、本を渡すだけで問題が解決するのではなく、本をきっかけに性について話し合い、お互いの気持ちや希望を理解し、二人の関係を見直していくことが大切だとしています。
アダム徳永が本の活用を勧める背景には、多くの夫婦が性について率直に話すことができず、不満や悩みを一人で抱え込んでいるという問題意識があります。性の話題を避け続ければ、相手が何を感じ、何を望んでいるのか分からないまま、心と身体の距離が広がることがあります。そのため著書では、本を家庭の中に置くこと自体が、それまで避けていた性の話題を二人の間に持ち込むきっかけになると説明されています。
具体的には、居間など相手の目に留まる場所へ本をさりげなく置き、そこから自然に会話が始まる方法などが紹介されています。アダム徳永は、「これを読んで勉強して」と相手を一方的に指導する形にするよりも、「こんな考え方があるみたい」「二人で考えてみたい」と、夫婦共通のテーマとして扱うことを大切にしています。
一方でアダム徳永は、女性から男性へ性の本を直接渡すことについて、男性が「自分の性のやり方を否定された」「他人から性を教えられる」と受け取り、抵抗を感じる場合があると考えています。そのようなときには無理に読ませようとせず、著書では、二人でDVDなどの映像教材を見るといった別の方法も紹介されています。重要なのは、本や教材そのものではなく、相手を責めずに学び合える環境をつくることです。
また、本を読んだあとに、これまでの関係を振り返り、必要であれば相手へ謝罪したり、「どうしたら二人でもっと心地よく過ごせるだろう」と話し合ったりすることも大切だとされています。本から得た知識をそのまま押しつけるのではなく、二人の気持ちや身体に合う形で取り入れ、会話やスキンシップ、スローセックスを少しずつ育てていくという考え方です。
このようにアダム徳永は、本やDVDを単なる性のテクニックを学ぶ教材ではなく、夫婦がこれまで話せなかったことを話し、互いの本音を理解するための「愛のコミュニケーションの懸け橋」として捉えています。本をきっかけに相手への思いやりや触れ合いを見直すことが、セックスレスから関係を立て直す一歩になり得るという考え方です。なお、本や映像教材の活用によってセックスレスが改善するという説明は、すべての夫婦に当てはまる一般的・心理学的な因果関係ではなく、アダム徳永の著書に記された事例や性愛思想、実践経験に基づくものです。
参考書籍
- 『スローセックス 彼をその気にさせる方法』(2018年)
- 『50代からのスローセックス』(2012年)
- 『「たった3分」からの大逆転』(2010年)
- 『二人で育てるスローセックス イッたフリはもう、しない。』(2008年)
- 『実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル』(2007年)