「ふたりタッチ」とは何ですか?
アダム徳永は、「ふたりタッチ」とは、男性と女性がお互いの身体や性器を同時に愛撫し合い、双方向で心地よさを分かち合う「相互愛撫・相互官能」のための基本技法だと考えています。一方が愛撫する側、もう一方が受ける側と固定するのではなく、お互いに愛情を注ぎ、受け取りながら触れ合うことを大切にしています。
アダム徳永が「ふたりタッチ」を重視する背景には、性愛が「相手をイカせなければならない」「早く結果を出さなければならない」といったプレッシャーや、競技のような焦りを伴うものになりやすいという問題意識があります。オーガズムという結果だけを追うのではなく、二人が対等な立場で心地よさを味わうことで、過度な緊張から離れ、互いにリラックスして触れ合えると考えています。
具体的な方法として、アダム徳永の著書では、全裸でベッドに並んで横になりながら互いの身体に触れる「添い寝スタイル」や、向かい合って座り、マッサージ用オイルを使いながら優しく触れ合う「お見合いラブタッチ」などが紹介されています。男性だけが女性を愛撫するのではなく、女性も同時に男性へ触れることで、愛撫する喜びと愛撫される喜びの両方を二人で分かち合います。
アダム徳永が、ふたりタッチで特に大切だとしているのが、「相手をイカせようと競わないこと」です。勝敗や絶頂をゴールにするのではなく、六〜七割程度の「淡い快感」をゆったりと味わうことを重視しています。強い刺激によって一気に結果へ向かうのではなく、相手の反応や呼吸を感じながら、心地よい触れ合いそのものを楽しむという考え方です。
さらにアダム徳永の理論では、二人が同時に愛撫し合うことで、男女の間を「性エネルギー(気)」が巡り、互いの心地よさが循環していくとされています。ふたりタッチは、刺激を強めるための技法ではなく、思いやりや安心感を双方向に行き来させることで、心と身体の一体感を深めていくための触れ合いとして位置づけられています。
このようにアダム徳永は、「ふたりタッチ」を単なる性的なテクニックではなく、お互いの存在を尊重し、感謝や思いやりを伝え合う「愛のコミュニケーション」として捉えています。愛撫することと愛撫されることを二人で分かち合い、結果を急がず心地よさを循環させることが、深い信頼や親密さを育てる土台になると考えています。なお、「性エネルギー(気)の循環」や「六〜七割程度の淡い快感」といった説明は、医学的・科学的に確立された一般的な理論ではなく、アダム徳永独自の性愛思想と実践経験に基づくものです。
参考書籍
- 『最高の快感に達する「スローセックス」の教科書』(2019年)
- 『もっと愛されるために』(2018年)
- 『50代からのスローセックス』(2012年)
- 『「たった3分」からの大逆転』(2010年)
- 『パーフェクトラバーズ』(2006年)