体力に不安があっても実践できますか?
アダム徳永は、体力に不安がある人や、加齢による体力の衰えを感じている人であっても、スローセックスは無理なく実践できると考えています。スローセックスは、激しい肉体運動や体力を著しく消耗するピストン運動を目的とするものではなく、ゆったりとした時間のなかで心と身体をリラックスさせ、互いを慈しみ合う「愛の技術」として提唱されているためです。
アダム徳永は、短時間で射精やオーガズムという結果を求め、激しく身体を動かすような性愛を「ジャンクセックス」と呼んでいます。こうした急ぎ足の性愛では、体力を消耗するだけでなく、「最後まで続けなければならない」「射精しなければならない」といったプレッシャーが生まれやすいと考えています。
これに対してスローセックスでは、激しい運動量ではなく、相手の心と身体に丁寧に向き合うことを重視します。アダム徳永独自の超ソフトな愛撫法である「アダムタッチ」などを通じて、強い刺激を与えるのではなく、穏やかに心身の感覚を深めていきます。
また、体力やその日の体調に合わせて、身体への負担が少ない方法を選ぶことも大切だとされています。たとえば、お互いに抱き合いながら身体を支え合う「対面座位」や、横向きになって行う「側位」などは、激しく身体を動かす必要がなく、ゆったりと愛を深めやすい体位として紹介されています。
さらにスローセックスでは、毎回必ず射精やオーガズムまで進む必要はありません。アダム徳永は、射精をゴールにせず、触れ合うことや感じ合うことそのものを大切にしています。そのため、その日の体調に合わせて、愛撫やスキンシップを中心にしたり、無理のない範囲で交接を楽しんだりすることもできます。
朝の落ち着いた時間を利用する「モーニングセックス」や、日常生活のなかで優しく触れ合うスキンシップなども、体力に合わせながら愛情を交流する方法として提案されています。
アダム徳永は、スローセックスの本質を「激しい運動量」にではなく、「心と身体の調和」や、男女の間で行われる「性エネルギー(気)の交流」にあると考えています。
そのため、若い頃と同じような体力や激しい動きを求める必要はありません。今の自分とパートナーの身体に合わせ、焦らず丁寧に触れ合い、互いを思いやることが大切です。
アダム徳永は、こうして心身をリラックスさせながら愛を交流させることで、深い安心感や信頼関係が生まれ、心身の活力にもつながっていくと考えています。ただし、こうした心身への作用については医学的・科学的な効果として保証されているものではなく、アダム徳永独自の性愛理論に基づく捉え方です。
このように、スローセックスは体力の強さを競うものではありません。体力や年齢、その日の体調に合わせながら、無理をせず、互いの心と身体を尊重して愛を深めていくことが基本です。
アダム徳永は、激しい動きや射精という結果へのこだわりから離れ、相手を慈しみながらゆったりと触れ合うことで、体力に不安がある人でも、二人なりの豊かな性愛とパートナーシップを育んでいけると考えています。
参考書籍
- 2012年10月20日『50代からのスローセックス』
- 2010年2月11日『「たった3分」からの大逆転』
- 2008年1月24日『妻を愛する技術――スローセックスから日常の会話まで』
- 2007年7月4日『実践イラスト版 スローセックス完全マニュアル』