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★自分を好きになれない女性の皆さまへ

日付: 2015年09月23日

『ペネロピ』という映画があります。

 

この映画はブタ鼻の少女が主人公の

奇想天外なファンタジーです。

 

ストーリーは主人公が誕生する

はるか以前に起きた悲しい事件から始まります。

 

舞台はイギリスの名家。

 

五代前の当主は使用人である若い女性を

妊娠させてしまいます。

 

彼は彼女と結婚しようとするのですが、

家族の反対を受けてしまい、

やむなく彼女を捨てて

良家の女性と結婚してしまいます。

 

使用人は失意のうちに

崖から身を投げて自殺します。

 

その夜、彼女の母親は

魔女となって屋敷にあらわれ、

「次に生まれる娘はブタの鼻と耳になる」

という呪いをかけます。

 

呪いを解く方法は

名家出身の男がその娘に

永遠の愛を誓うことです。

 

ところがその後、

この名家には四代続いて

男子ばかり生まれます。

 

そして五代目として生まれたのが、

主人公のペネロピです。

 

時代は近世から現代へと移ります。

 

言い伝えどおりペネロピは、

ブタの鼻と耳をもっていました。

 

ペネロピの母親は、

娘を人の目から遠ざけるため、

屋敷に幽閉します。

 

母親はなんとか呪いが解けるように、

ペネロピが18歳になると、

こっそり名家の子息とお見合いをさせます。

 

ところが見合い相手は、

ブタ鼻のペネロピを見るやいなや、

一目散で逃げ帰ってしまいます。

 

お見合いを続けて7年が経ったある日、

一人の青年がお見合い相手として

名乗りを上げました。

 

しかし彼はスクープ記事を狙う

記者が送り込んだスパイでした。

 

二人はマジックミラー越しに

何度も会話を交わすうち、

しだいに惹かれ合っていきます。

 

そしてついに素顔のご対面。

 

青年は一瞬顔をこわばらせますが、

逃げ出すこともなく、

やさしく彼女の顔に触れようとします。

 

ところがアクシデントと誤解によって、

二人は離別。

 

失意のなかペネロピは母親の反対を押し切って、

一人で屋敷を飛び出してしまいます。

 

ペネロピにとって、

はじめて見る外の世界。

 

ペネロピは、

そこでさまざま経験を通して

自分の内面と向き合い、

しだいに自信を取り戻していきます。

 

当初はマフラーで

ブタ鼻を隠していたのですが、

それもやめてしまいます。

 

そしていよいよクライマックス。

 

ついにペネロピはありのままの

自分を受け入れます。

 

彼女は叫びます。

「こんな私が好き!」。

 

その瞬間、

奇跡が起きました。

 

呪いが解けたのです。

 

おとぎ話には違いありませんが、

私たち現代人が抱える悩みと、

その解決方法を教えてしているように思います。

 

ペネロピは誰かに愛されるのではなく、

自分を愛することで呪いを解きました。

 

母親の価値観に

縛られていたペネロピですが、

自分で運命を切り開いたのです。

 

そして自分への愛に満たされたペネロピは、

美しく輝くのです。

 

自分の容姿に不満をもち

自分を好きになれない女性がおられます。

 

自分の性格が嫌いで

自分を愛せない女性がおられます。

 

自分を愛さずして

誰があなたを愛してくれるのでしょうか。

 

ペネロピの物語は

自分を愛することの大切さを

教えてくれています。

 

自分を愛すること

これが幸せになる秘訣であり

美しく輝く秘訣なのです。

 

あるがままの自分を受け入れましょう。

そして貴い自分を愛してあげましょう。

 

アダム徳永

 

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