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★義務感からの行動は疲れる

日付: 2021年07月08日

「相手のために尽くす」

という志は素晴らしいことです。

 

しかしそのために

自分を犠牲にしたり、

やせ我慢したりすることは

ありませんか。

 

たとえばこんなシーンを

思い浮かべてください。

 

あなたは電車に乗って

座席に座っています。

 

すると一人のおばあさんが乗車して、

あなたの前に立ちます。

 

あなたはどうしますか。

 

きっとあなたはこのおばあさんに

席を譲ることでしょう。

 

問題はこのときの

あなたの気持ちです。

 

「おばあさんに席を

譲らなければならない」

 

「それがマナーだから」

 

もしそう考えて席を立ったら、

きっとためらいや気恥ずかしさを

感じるに違いありません。

 

しかし目の前のおばあさんが

あなたの祖母だったら

どうでしょうか。

 

「おばあさんさぁ早く座って」

と、なんのためらいもなく

席を譲るでしょう。

 

おばあさんのために席を譲る

という事実は同じでも、

義務感による行動と、

愛による行動では、

本質的に大きな違いがあります。

 

「……しなければならない」

という意識があるかぎり、

息切れしてしまいます。

 

マナーの意識や

義務感から行動していると

疲れてしまうのです。

 

できれば素直に

「……してあげたい」

という気持ちに

転換したいものです。

 

ではそのためには

どうすればいいのでしょうか。

 

それは目の前に

立っているおばあさんを

自分の祖母に見立てたように、

相手をあなたの愛する人と

思うのです。

 

そうすれば、

「……すべき」が

「……してあげたい」という

思いに変わります。

 

そして「したげあたい」思いは

相手にとっても、

あなた自身にとっても

喜びとなるのです。

 

意識を切り替える習慣。

 

そのことを通してあなたは

人として成長することが

できるのです。

 

ちなみにこれは私の

生涯の課題です。

 

 

アダム徳永

 

 

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