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★モニターレポート/黒崎アンナ編其の弐

日付: 2021年03月03日

昨日からの続きです。

 

☆☆

 

彼はクリトリスを攻め始めた。

 

攻めるという言葉がぴったりで、

身動きさせてもらえない。

 

固定された形で

こちらから見るビジュアルは

強烈だ。

 

そこは見事に開かれて、

いじくりまわされている。

 

この時には私はすでに

吠えている。

 

内に眠る野獣が

露呈してしまった。

 

高まり高まり高まった時、

行った事のない領域に

連れて行かれた。

 

アダムさんが

うまい事を言っていた。

 

「成層圏を越してしまう快感」。

 

それまで私が感じていた絶頂感は

短い時間でピークを向かえ、

短い時間で下降する、

いわゆる男性が感じるような

イクという感覚だった。

 

ところが彼によって

感じさせてもらった感覚は、

ピークから更にそこを横ばいし、

その上への上昇線を描き、

またそこを横ばいし、

更に上昇するという絶頂だった。

 

その絶頂は、

彼が動きを止めるまで

永遠に続いていくと思われる、

まさに成層圏を超え

宇宙に飛び出した感覚だ。

 

その上その感覚を20分

(本当は時間が判らない)

も続けられて、

私の頭の中はどんどん

白くなっていく。

 

快感と快感が

強すぎるある種の不快さと、

もうろうさと、

脳に明らかに何かが

起こっているという

当初の考えさえも

忘れてしまう強烈さを

体験した。

 

彼は気長で

全くびっくりするくらい、

尽くすのである。

 

どうしてこの人は

こんなにも尽くす事ができるのか、

それが不思議でならなかった。

 

初対面の私を

愛しているはずもなく、

仕事としてそれを

行っているにしても、

それにしても尽くすのである。

 

さて彼は間髪をいれず

攻め続ける。

 

そのコツを良く

知っているようである。

 

指は膣内の愛撫に移行する。

「AGスポット」

「Tスポット」

と説明をしながら進めていく。

 

それを聞けるほど

冷静でいられなのに

説明がBGMとして

頭上を流れる。

 

私はやはり理性を失い、

吠えるしかないのである。

 

それは「ガオー」により

近い音色である。

 

挿入は、

ピークの行為として

雄々しい象徴として

最後にご登場だ。

 

様々に体位を

とっかえひっかえし、

私の膣の全てのツボを

刺激して行く。

 

これはかなり

身体に良いのだろう。

 

触れられたことがないところが

触れられている。

 

くるくると回されて

上手にはめられて行く。

 

中国雑戯団でさえ

こんなに器用では

ないかもしれない。

 

どこまでもどこまでも

続いていきそうなセックス。

 

「時間を忘れ埋没したい」

そんなセックスを

アダムさんは教えてくれた。

 

☆☆

 

明日に続く・・・

 

アダム徳永

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