★恋愛と結婚は何が違うのでしょうか?
日付: 2015年03月17日
恋愛と結婚は違います。
これは当たり前過ぎるほど当り前のことですが、
両者の違いを
本質的に理解している人は、
それほど多くないような気がします。
もしあなたが夫婦の関係を、
単に「恋愛の延長」とか、
「恋愛の上級編」くらいに捉えているとしたら、
それはとても危険です。
なぜなら恋愛と結婚はまるで違うからです。
まず恋愛と結婚では、
一緒にいる時間が違います。
気が向いたときだけ会えばいいのと、
毎日それも四六時中顔を合わせるのでは、
それだけでも大違いです。
結婚すれば確実に、
一人暮らしの時のような自由は奪われます。
また相手に対する評価基準が違ってきます。
恋愛中は、ひとりの男とひとりの女という
単純な関係ですが、
結婚すると、夫と妻、父親と母親といった
新しい役割分担が加わります。
ですから自然と相手へのチェックは厳しくなります。
妻なら、
「子供が生まれたら、
夫はちゃんと子育てを手伝ってくれるだろうか?」、
「夫は一家の大黒柱として、
ちゃんと一生懸命に働いてくれるだろうか?」
といったチェック項目が新しく加わります。
同じことが夫にも言えます。
独身のときは、たとえ料理が苦手な女性でも、
片付けられない女でも、
もっと大胆に言えば、
人生観や結婚観が違う相手だったとしても、
外見がタイプとか、
セックスが合うという理由だけで付き合えます。
当面のカノジョとしては
まったく問題ありません。
料理が苦手なら外食すれば済みます。
彼女の部屋が汚いなら、
外でデートすればいいだけです。
恋愛中は“あばたもえくぼ”で、
短所すら長所に見えたりします。
気になる相手の欠点も、
わざわざラブラブムードを壊してまで
指摘することもありません。
いずれにしても、
恋愛中に相手の評価が甘くなる最大の理由は、
恋愛の最大の目的が、
「今が楽しければいい」だからです。
ここが恋愛と結婚の本質的な違いです。
結婚生活で苦しむカップルは少なくありません。
不平不満をこころのなかで充満させている
ご夫婦が多くいます。
しかし
「結婚は価値観の違うお互いが
揉まれながら成長し愛を育むことのできる
素晴らしい環境である」
という視点と意識にたてば
夫婦関係を改善する助けになります。
人生の目的は幸せになることです。
しかしその前に私たちは人間として
成長することが必要なのです。
結婚生活は愛の人格を育む最高の道場なのです。
アダム徳永