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若山沙友里 29

日付: 2020年11月18日

「セックスはカップルの愛し合う行為」だと思っている私は、今までどの相手とのセックスでも、気持ちがつながっているという安心はあるのに、どこかで、「もう少しこうしてほしいのに」「そうじゃないのに」と思うことや、力の強い愛撫や挿入のときは感じることはあまりなく、イったことも一度もありませんでした。

今の彼は、どこか「男は強いもの」と思っているようなところがあり、普段はそうではありませんが、喧嘩をしたりすると言葉や言い方が乱暴になったりします。セックスのとき、「やさしくしてくれると気持ちいいの」と伝えると、胸やクリトリスの愛撫はそうしてくれて気持ちいいのですが、挿入になると少し激しくなってしまいます。強い刺激を快感だと思っていて、これはAVの影響だと思います。

私をイカせてくれようとする気持ちはうれしいのですが、力強かったり、早く動かれると、逆に痛かったり強すぎたりするときもあり、「早く終わってほしいな・・・」と苦痛に感じます。

早く終わらせてほしくてイッた振りをしてしまい、彼にイッてもらって終わるという悪循環に悩んでいました。最近は、体が拒否反応を示しているのか、挿入時に痛くて我慢するということも増えて、痛みの根源は私の心や体に問題があるのかなと思いました。

先生のブログに出会ったときは衝撃でした。自分のしてきたセックスはジャンクセックスだったんだと気がつき、先生の提唱する「スローセックス」に一瞬で惹かれ、モニターの方々の体験談からも、とても興味を持ちました。まさに私のしてほしかったことが書かれていました。

私にとって、相手が気持ちよくなってくれて、満足してくれるのはうれしいことですが、自分は我慢して終わるではなく、スローセックスを通してふたりのセックスを改善し、私のことをまた違う角度で大切に思ってくれることで、彼も今より穏やかになってくれて、本当の意味でお互いが愛し合う行為にしたくて、モニターに応募しました。

モニター当日、扉を開けて入ってきたアダム先生は、穏やかな笑顔で私の前に座ると、「辛かったね」と目をまっすぐに見ていろいろとお話をしてくださり、胸につかえていた悩みも聞いてくださいました。対面しただけで、私はなんだか、緊張の糸が少し緩んで、涙が出てきてしまったくらいです。

ホテルまで移動するときから、いよいよなんだと思うと、私はとても緊張して、それを紛らわすかのように、会話が無くならないように、彼の仕事やプライベートなことまでいろいろと話してしまったこと、少し後悔しています。自分をマイナスな気持ちにしてしまったのです。

先生にはずっと「彼とは別れた方がいい」と言われて、そうかもしれない、でも彼と向き合いたい気持ちでモニターにも申し込んだので、不安がつのり、正直少し混乱してしまいました。

ホテルの部屋に着くと、先生は時々鼻歌を口ずさみながら、ジャケットをハンガーにかけ、飲み物を出してくださったり、歯ブラシやベットのセッティングをさりげなくされました。バスタブにお湯を張るあいだも、とりとめもない会話をして、そして、「先にお風呂に入っているから、少ししたら、入ってきてね」と言われ、私も準備を始めました。

照明の落とされたバスルームの扉を開けた瞬間、突然パッと明かりが点いてしまいました。私は驚いてしまって、一気に気持ちが現実に引き戻されたような感覚で、恥ずかしくなってしまいました。最初、優しく後ろから抱きしめられて、先生のタッチが始まってからも、なんだかさっきの出来事からなかなかリラックス出来なかったです。(ごめんなさい)でも、先生のタッチはやさしくて、首筋に時々してくれるキスも優しくて、向かい合わせになって足を持ち上げられてクンニされたとき、あまりにソフトでびっくりしました。強さのかけらもありません。今まで、されるときは恥かしくて、いつも冷静になっていたのに、その気持ちよさを素直に受け入れられました。

それからベットへ移動して、パウダーを振り掛けられて、やさしく時々強くされるアダムタッチはマッサージされているように気持ちよかったです。乳首への愛撫もじれったさと絶妙な刺激が織り交ざって、だんだんと意識を集中させられました。それからまたクンニされ、バスルームの時よりも、先生の舌の柔らかさを感じ、その超ソフトなタッチと、小刻みに繰り返される刺激が気持ちよかったです。アナルを舐められたときは、最初「え!?そんなところやだっ」って思ったのですが、だんだん自分でもびっくりするくらい感じてしまって、先生に「そんなにお尻突き出しちゃって、感じてるの?」っていわれた時は、気がついたら腰を突き出す恥ずかしい格好になっていました。

GスポットアダムGスポットと攻められたとき、なんだかそれ以上しちゃダメですという、気持ちのいいギリギリの快感がずっと続いて、クンニのときかGスポットを刺激されているときか、イッてしまいました。快感続きで、どちらの愛撫のときか記憶が定かではなくてすみません。そして気がつくと、シーツが濡れていて、彼氏に乱暴なくらい刺激されなくても、自然に潮を吹いてしまったことに驚きました。気持ちよかったです。

先生に「僕にもして」って言われて、フェラに挑戦したのですが、あまり上手に出来なくて申し訳なかったです。それなのに、先生のものがどんどん大きくなってくれて、うれしかったです。

そしていよいよ挿入のとき、ここまでしてくれた数々の愛撫で濡れてはいたのですが、なんだか少し引っかかる感じがして、痛みをこらえてしまう感じで躊躇してしまい、先生に正直に伝えました。

「これはどう?」「こうされたときは痛い?」といろいろと試してくださったのですが、残念ながら、どれも痛みがあり、結局続けることが出来ませんでした。痛みを我慢して挿入を続けてきたことによる記憶の問題だよ、と先生はおっしゃられました。せっかくそれまで気持ちよかったのに、少し残念な気持ちになりました。挿入してからの快感や愛撫もとても楽しみにしていたのです。

それからシャワーを一緒に浴びて、ホテルを出ました。ホテルを出てから、言われて気がついたのですが、体がぽかぽかと温かく、ぐったりではない心地よい脱力感に包まれていました。最後まで出来ていたら、私はどうなってしまっていたのかなと、心の中で笑ってしまいました。

あれから、私なりに考えてみたのですが、たぶん、私にとって、気持ちの問題が一番大きいのかもしれません。セックスは好きな人とする行為だから、恋人ではない先生とそうなることは、どこかで、完全なスイッチが入らなかったのかなということと、彼との関係は辛い経験もありましたが、前向きになるためのレッスンという気持ちでモニターに応募しましたので、最初から別れた方がいいと言われ続けてしまったことも、なんだか気持ちを宙ぶらりんにしてしまったのかもと思います。(先生は全然悪くないです)

このような経験をさせていただいたことはとても貴重で、今までの間違いと、これからのセックスへの姿勢が変わりました。苦手だったクンニへの抵抗も無くなったことは大きな進歩ですし、やさしい愛撫がとても気持ちよく、心と体に大切だということも改めて感じました。

お互いを尊重し合える、愛し愛されるセックスをして、パートナーとよりよい関係を作っていけたらと思います。それが出来たとき、挿入時の痛みも徐々になくなるといいです。まずそれが出来ないと人とは、悲しいですが将来のパートナーでは無いということで、お別れした方がいいですね。このような機会を下さり、とても感謝しています。本当にありがとうございました。

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