★日本人の素晴らしい精神文化
日付: 2015年03月05日
一世を風靡した時代劇も今は下火。
テレビで時代劇の番組も姿を消しつつあります。
その時代劇、
武士は無礼をはたらいた町人や農民を
いとも簡単に切り殺すという
イメージがありますが、
あれはあくまでも劇画の世界。
現実は違います。
もし武士が無用に町人や農民を
切り殺してしまったら、
その後が大変です。
藩における厳しい取り調べが待っています。
もし町人や農民の訴えに非がなかったら
その武士は厳しい裁きが下されます。
切腹はもちろん家の取り潰しになります。
それほど武士の規律は厳しかったのです。
江戸は100万人を越える世界一の都市でした。
その江戸の牢屋が10年間で
一度も使われなかったと記録に残っているそうです。
10年間に犯罪が発生していないことになります。
江戸は世界に類をみない規律が守られた
平和な都市だったのです。
江戸末期に日本を旅行した西洋人の伝記に
旅館の部屋には鍵がないと驚いています。
当時の部屋は個室ではなく襖で仕切られたものです。
自由に人の出入りができます。
西洋人は不安になって旅館の主人のところに行き
貴重品を預かるように言って渡します。
すると荷物はその客の泊まる部屋の床の間に運ばれ
そのまま置かれたとのことです。
主人はひと言「ここなら大丈夫」。
西洋人はその床の間に荷物を置いて
数週間留守をするのですが、
“床の間にはそのまま荷物が置かれたままだった”
と驚嘆の記述をしています。
伊能忠敬は17年間かけて日本地図を作るために
全国を巡って測量します。
そのために巨額の旅費を持っていたのですが、
一度も襲われなかったとのことです。
今でも田舎に行くと無人の野菜売り場があります。
誰も野菜を盗らないしお金も盗まない。
それが日本の姿なのです。
日本には素晴らしい歴史と文化があります。
そして日本人には素晴らしい
穏やかな平和の血が流れているのです。
もっと自分の国に誇りを持ちましょうね。
アダム徳永