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倉本絢子 40

日付: 2020年11月18日

私達夫婦はセックスが原因で終わってしまいました。子供にも恵まれ、最高に幸せな家族だと思っていたのに・・。主人と付き合い始めたのは20歳の学生の時でした。同級生です。共通の友達も多く、卒業してすぐに結婚しました。結婚してからも今までの友人がよく遊びにきてくれて、2人きりになる時間もないほど毎日がにぎやかで、とても楽しい日々でした。その中で悩みが1つだけ、セックスのことでした。挿入されると痛いのです。いままで付き合った人とはそんなことなかったので、私は自分の身体がどこか悪いのかと思い、産婦人科へ。結果、何の異常もありませんでした。主人のペニスは大きめだったので、それが原因かとも思いました。挿入されて「痛い」と感じると今までの快感は一気に薄らぎ、「もう終わりにしてほしいな・・」と考えてしまうのでした。

主人は普段は穏やかな性格で、私はそれが誠実そうに見えて好感が持てたのですが、本人は「もっと男らしくなりたい」というコンプレックスがあったようです。主人は自分でも自信を持っている大きなペニスで、激しくピストン運動ですることがセックスであり、また女性を荒々しく扱うことが「男である証明」のように思っていました。

彼のプライドを傷つけたくなかったので、どうしても我慢できないときは「ごめんね。今日はお腹が痛いから・・」と断りました。すると「じゃあ口でして」とフェラチオを要求してきます。それで真剣に感じてイッてくれればいいのですが、彼にとってフェラチオでイクのは「男の沽券」にかかわるらしく、テレビを観ながらとか、運転しながらとか、わざとイキにくい状況の中で長時間女性に舐めさせ、それでも持続させていることで「自分が早漏ではない」「こんな状況下で女性にフェラチオさせている」と優越感を持ちたいようでした。

私は彼の「人には言えない劣等感」がわかってしまうので、彼に自信を持たせてあげたいといろんな努力をしました。セックスはもちろん、「お前の奥さんキレイだな」「お前のカミさん、よく気がきくな」「お前に尽くしているな」と彼の周りの人に言ってもらえるよう頑張りました。

第三者に認められることが、彼の自信をつけると知っていたからです。彼は自信を持ち始め、私達は最高の夫婦で、子供が出来、最高の家族になりました。歪みは意外なところからやってきました。

彼に優越感を持たせるセックスは私に屈辱感を与え、私がセックス出来なくなってきたのです。セックスするたびに不快感が襲い、終わると涙が出てきます。セックスを断る回数が多くなり、長時間のフェラチオでさらに嫌悪感は増すばかり。2人の関係が少しずつおかしくなり、主人は満たされない思いを、携帯のサイトや女性とのメールに求めるようになりました。それでもなんとか1ヶ月に1度くらいのセックスはありました。

ある時私は「今日は私にリードさせて」と言い、彼をベッドに寝かせ、ゆっくりマッサージをするように彼の全身をくまなく手、唇で愛情を込めて時間をかけて愛撫しました。
そして最後にフェラチオへ。私のしたい「愛情のあるセックス」を伝えたつもりでした。
「どう?いつもより感じる?」とたずねると「いやペニスだけ」という返事。私は2人の間でセックス問題を解決するのは無理かもしれないと思い始めました。

2人のいさかいは続きます。ほとんどが「私がセックスできる雰囲気を作ってほしい」「そっちにその気が無いからだ」の繰り返し。いつも不機嫌で、普段もあまり口をきいてくれなくなり、私は性欲が無くなってしまった自分自身を責めました。そんな中、彼にあきらかに今までと違う女性のメル友ができました。「どんな人?」と私が聞くと、「年上のお姉さん、ダンナとはもうずっとセックスレスなんだって」と嬉しそうにそうに答えました。「もちろん浮気なんてしてないよ」いっそ性欲のはけ口として浮気してくれたらいいのに。セックスできなくて苦しんでいる私を、性欲がないことを理由に責めてろくに口もきいてくれないのに、他の旦那さんとセックスしない女性とはそんなに楽しそうにメールするんだ。

頑張っていた私の中で「ブチッ」と何かが切れました。私は鬱病になり、その後の2年ほどの結婚生活のことはあまり覚えていません。子供の前で、周囲の前で仮面夫婦を装うのに必死でした。その間の2人の会話で覚えているのは、「もう俺からは絶対セックスは誘わない」「本当に!?もうしなくていいの?もうそのことについて考えなくていいの?本当にありがとう」(涙)。

その後主人は浮気をし、私に離婚を切り出しました。「もう耐えられない。お前が俺を愛してくれないからだ。最初から俺とのセックスが嫌だったなんて、最初から俺のこと愛していなかったんじゃないか!」「違う!嫌だったセックスを15年以上我慢するほど愛してたんだよ!」

う~ん、長いっ!モニターを受けるきっかけを書こうとして、「きっかけの前振り」をこんなにタラタラと書き連ねてしまいました。私がお伝えしたかったのは、彼への不平不満ではなく、彼に持っていた深い愛情です。「セックスの無知」はそれさえもいとも簡単に破壊してしまうという怖さです。さて、本題に戻ります。

私の鬱病は主人と離れて「セックスをしなくていい」環境に身をおいて、改善しました。
今は会社勤めの安定した日々を送っています。でも、トラウマが残っているらしく、異性関係のことに嫌悪感を持つようになってしまいました。

以前の生活より、精神的にはすっと楽ですし、私自身このまま男性とかかわりあわない人生を送ってもいいかと思っていました。

ところが、満員電車で男性をたくさんみると、いらいらして気分が悪くなり、家に帰ってほとんど毎日過食嘔吐を繰り返してしまいます。調子の悪い時は「世の中から男性がいなくなってしまえばいいのに・・」と、とてつもなく異常なことを考えてしまいます。男性嫌悪感からくる過食嘔吐をどうにかしようとまた病院へ行き、「鬱病ギリギリです」と言われ返って落ち込み、ネットをウロウロしながらきっかけを探していたとき、ふと先生のことを思いだしました。

まだ主人とのセックスで悩んでいたころ、先生の「スローセックス実践入門」を読み、世の中にセックスに苦しむ女性のことを理解してくれる男性が存在したことに驚き、そして感動しました。もちろん主人に読んでくれるよう頼みましたが、駄目でした。

モニター募集のお知らせを見て、「これだけ女性のことを知っている先生でダメなら私の男性嫌悪は一生治らない。時間の無駄だから、治す努力もしない。ずっと吐いて過ごすのもよし。とりあえず結論をだそう」と思い応募しました。

先生は私に「男性嫌悪感」を感じさせない、爽やかで、紳士的な方でした。先生との会話は、私のセックス経験や、セックス観についてで、普段は話さないことのオンパレードに最初は戸惑いましたが、先生のセックスへの真摯な研究心に引き込まれ、質問に答えていくうちに、私自身、「ここで自分を治していこう」と前向きになれました。

先生はホテルに入ってからは、私の気持ちのほぐれ具合を見ながら、リードしてくださいました。お風呂も先に入って電気を暗くして待っていてくれるなど、こちらの緊張を少しずつ解きほぐしてくれました。お風呂で先生に後ろから支えてもらった時に、初めての人とそれもいきなり裸で。にもかかわらず、ホッとしたのを覚えています。アダムタッチはとても自然で、もうずっと前から恋人同士だったように、身体が先生に馴染んでいきました。キスもやわらかくて、自然で安心できました。

お風呂も先生が先に上がって、今度は部屋を暗くしてくれていました。ベッドへ移り、先生が身体をタッチしてくれる頃にはもう頭がボウッとしてしまい、次に気がついたときは、先生が私をクンニしていました。それは今までにない感覚で、クリトリスが感じているのか、膣の奥で感じているのか、とにかく性器全体で感じていました。

もう1つそのときに感じたのは自分の仙腸関節です。尾てい骨の先まで、自分の骨の形全体が私の中で浮き彫りになりました。

昔、元気な頃、マスターベーションをすると、イク瞬間に仙骨全体にジュワッと何かが廻り、それが尾てい骨の先まで行くのを感じたことがありました。調子がいい時はクリトリス付近を刺激して肛門を閉めるとそれが数回続き、クリトリスだけが擦れてイク時よりずっと気持ちがいいのです。

でも今、性器の充実感とは裏腹に仙骨はとっても堅く、温度が低くなっている感じがしました。朦朧とした意識の中で、「こんなに冷たくなっちゃったから、セックスが気持ちよくないんだなぁ。性器のエネルギーが尾てい骨に移れば、きっとすごく気持ちいいのに」と思っていました。それは残念ながら最後まで点火しませんでした。

ところが、その頃から私は叫び始めていたのです。最初は自分が叫んでいることに気付かず、あまり大声をだしたので咳がでて、それで我に返り、自分が叫んでいることが分かったようです。私は叫び続ける自分の身体と、そんな自分を驚いている自分の心に分かれていました。そのうち尿意がおそってきて、先生に「トイレ行かせて」って頼もう。もう我慢できないと思いつつ、私の身体はそれを言えずにうねり、口からは会話ではなく、叫び声が出ているのでした。どうして叫んでるの、早くトイレいかなきゃと思いつつ、自分がコントロールできません。言えたのは身体がぐったりして叫び声が消えた時でした。

私は下半身がむくみやすく、トイレも近いのに行っても少ししかでないという体質なのですが、やっと這うようにいけたトイレでは自分でも驚くほどおしっこが出ました。下半身の血行が良くなったのでしょうか。

ベッドに戻ってから、今度は先生のペニスをフェラチオしました。先生のペニスは主人より長く、そして太かったので、私は「また痛いかも」と少し心配になりました。そのあと、Gスポット、アダムGスポット、Tスポットと、先生の指が私の中に入ってきました。入った瞬間、「あ、痛くない」と感動しました。そして「気持ちいいかも」とも。

あとはまた私ではない私が叫び声をあげるばかりで、先生が「快感は?」ときかれても、
この状態が快感なのかどうかわからず、先生のペニスが挿入されたときも、「あ、痛くない」と安心して、あとは叫ぶ私がいるばかり、たまに咳が出たときにふと我に返るのですが、
手をぎゅーと握っていてくれる先生に安心して、また朦朧となって今自分が気持ちいいかどうかもよくわかりません。その後気付いたら座位や騎乗位へ移っていました。私は座位や騎乗位は自分のペースで痛くならないようにある程度加減ができるので、好きな体位なのですが、もうこの時はすでに座っているのもままならないくらいヘロヘロになっていて、意識もほとんどありませんでした。その後鏡の前に連れていってもらったのですが、もう自分がどうなったのか訳がわからず、先生に「怖い・・」とか言ったような気がします。
ベッドでぐったりしていると、先生が私の身体を支えるように抱きしめてくれました。

もうほとんど余力が無い状態なのですが、私は先生にも気持ちよくなって欲しくて、「先生、イッて」とお願いしました。

先生のピストン運動は早くて力強くて、まさに「ピストン」なのに全然痛くないばかりか、きっと身体が目覚めたらすごく気持ちいいんだろうなぁと思いました。先生の雄たけびが聞けてなんだかとても嬉しくて、ほっとして、先生に寄り添って休みました。

先生と手を繋いで帰っている時、私は自分の変化に気付きました。さっき「冷たい」と思っていた仙骨が暖かくなっているのです。気分もすごく晴れやかで、あきらかに今までと「違う」のです。初めて会った人と初めてのセックス。初めての自分の感覚。でもさっきまで「初めて」を怖がっていた自分とは違う「初めてを受け入れる自分」が生まれた気がします。

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