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セックスレスの苦悩

日付: 2014年06月13日

今回はカップル講習を受講された

ご夫婦のお話しです。

 

先日京都から

20才離れた年の差カップルが

プライベート講習を受講されました。

 

ご主人は60歳の還暦。

奥さまは40歳。

 

結婚して7年目。

8年間の交際を経て

結婚されたとのことです。

 

しかし結婚後ずっとセックスレスで、

奥さまはそのストレスから

7年間で15キロも

太ってしまわれたと告白。

 

今回なんとかセックスレスを克服しようと

奥さまが受講を申し込まれました。

 

しかし奥さまの胸のうちは

これがダメなら

離婚する覚悟でおられたのです。

 

このご夫婦のケースは

ご主人がセックスをしないのではあません。

 

奥さまが拒否してきたのです。

 

ご主人にとってのセックスは

ペニスを入れるもの。

 

愛撫もそこそこに

すぐに挿入しようとする行為が

奥さまには耐えられなかったのです。

 

奥さまは何度も改善するように

ご主人に要望したのだそうです。

 

しかし奥さまの願いを聞き入れて

もらえることはなかったのです。

 

その結果奥さまは心を閉ざすことになり

結果的にセックスレスになったのです。

 

奥さまはただ、

「優しく愛されたい」

「優しく愛撫されたい」

その思いだけだったのです。

 

「髪の毛を優しくなでてもらえるだけでいい」

という奥さまの気持ちが無視されることで

怒りの限界を迎えておられました。

 

ところでここまでの話しだと

皆さんはご主人が

自分勝手で乱暴な男性を

イメージされるでしょうね。

 

しかしお会いした方は

とても人のいい男性で

善良なおじさんを絵に描いたような人物なのです。

 

いずれにしても奥さまの訴えを伺い

ことの深刻さを感じずにはおれませんでした。

 

なぜならことの次第では

奥さまは離婚をする覚悟でおられるのですから…

 

通常のカップル指導は

奥さまをモデルに

ご主人にアダムタッチのテクニックを

学んでもらうところからスターします。

 

しかし今回は愛撫されたことのない奥さまに対して

私が奥さまにアダムタッチを施すことにしました。

 

しかし顔は紅潮し火照っているのに、

カラダはびっくりするぐらいに

冷たかったのです。

 

体温がまったくない状態でした。

 

精神状態はカラダに反映されます。

 

奥さまの心の状態が

いかばかりのものであるか

そのときに分かりました。

 

驚きはまだ続きます。

 

実はどこをどう愛撫しても

まったく感じる気配がないのです。

 

奥さまは自分の女性性を否定するあまり

感じないカラダにまで

なってしまっていたのです。

 

ことの重大さを感じた私は施術を中断し

お二人に事実をお伝えしました。

 

ご主人は初めて奥さまの状態を知り

自分が奥さまを

傷つけてきたことを理解されました。

 

しばらくのカウンセリングのあと、

私はご主人に奥さまの背中を手のひらで

愛を込めて撫でるようにお願いしました。

 

奥さまの冷え切った背中が

温かくなるまで愛撫するというのが

私の指示でした。

 

最初ご主人はしおらしく

奥さまの背中をさすっておられましたが、

顔が涙目になり

「良子わるかった」

「ごめんな…」

と言いつつ嗚咽されるではありませんか。

 

「良子許してくれ!」

「これからはお前を愛するからな!」

「ずっとこうやって愛するからな!」

と号泣されるのです。

 

うつぶせになっている奥さまの目からも

涙がつたって流れています。

 

実はご主人はご主人で夫として

どう愛していいかわからず

自信がかなったのです。

 

そのため奥さまの要望に

応えてあげられない負い目が

心のオリとなって

ご主人もまた自分を苦しめていたのです。

 

二人の涙がお互いの関係を取り戻した

瞬間です。

 

二人の夫婦の関係が修復に向かう

最高の機会となりました。

 

セックスは愛し合うための行為です。

 

セックスをないがしろにすることは

愛をないがしろにすることです。

 

愛を傷つけることです。

 

あなたはセックスのことで

お悩みではありませんか。

 

今一度パートナーとの関係で

セックスを見直してみてください。

 

そして愛の苦悩から開放されてくだい。

 

ちなみに京都のご夫妻

また受講したいとメールがきました。

 

順調に夫婦の絆が修復しているご様子です。

 

 

アダム徳永

 

 

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