★成熟した愛の夫婦とは
日付: 2018年09月22日
愛とは何か?
人を愛するとはどういうことか?
あなたはこんな疑問を
持ったことはありませんか。
初恋の頃を思い出してください。
まだ小学生のあなたは、
「愛とは何か?」
と聞かれても、
そんな哲学的なことは
わかるはずもありません。
けれども思春期に
好きな人ができると、
「今、彼女はどうしてるかな?」とか、
「早く明日にならないかな…」
「そしたら彼と学校で会えるのに」と、
寝ても覚めても
彼女彼氏のことが気になって
仕方がなかったはずです。
哲学的な回答など待たなくても、
思春期のあなたは、
人を愛する気持ちが
萌芽えたはずです。
妻を愛する、
夫を愛する、
人を愛するというと、
何か凄く高尚な
ことのように考えがちです。
大げさに考えてしまいます。
しかし愛するとは、
相手に関心を持つこと。
そして気を配って
あげることなのです。
優しい言葉を
かけてあげることなのです。
例えば会社で、
部下が暗い顔をしていたら、
「どうしたんだ?」
「彼女と喧嘩でもしたのか?」
と声をかけてあげます。
部下にとって
上司のそういった気配りや
優しい言葉は、
ものすごく嬉しいことです。
嬉しくなるというのは、
ちゃんとあなたの優しい気持ちが、
相手に伝わったということです。
愛のエネルギーが
相手に届いているから、
相手は嬉しく思うのです。
大切なのは特別な行動ではなく、
相手を大切に思う気持ちです。
夫婦も同じです。
愛とは温かい感情の交流です。
その積み重ねが、
好きを愛に昇華させ、
愛を大きく育てていくのです。
愛は大きく育てば育つほど
安定していきます。
恋愛のときのワクワクドキドキ、
燃え盛るようなエネルギーから、
安定した温かなエネルギーに
変容していくのです。
安定しているからこそ
夫婦は苦楽を共有して
一緒に歩んでいけるのです。
そして人生を通じて
数々の苦楽を
積み重ねていくことで、
さらに夫婦の間には
深くて静かで穏やかな
愛の宇宙が広がっていくのです。
イメージを言葉にすれば
一緒にいるだけで幸せ
ということになるのでしょうか。
静かな愛の世界に
幸せの本質があります。
共に愛の成熟した夫婦を
目指していきましょう。
アダム徳永