★夫婦の理想の愛の形


ある奥様から
「どうしたら昔のように
ドキドキした関係に戻れますか?」
という相談のメールが
届いたことがあります。

恋愛がスタートした頃は、
何もかもが新鮮で、
胸の高鳴りを感じるものです。

けれどその新鮮な気持ちは、
ずっと続くわけではありません。

出会った頃のドキドキ感も、
少し触れられただけで
心臓が息が止まりそうになる感覚も
時間とともに無くなっていきます。

「出会った頃のように
ドキドキしたい」
その気持ちはとても
良く理解できます。

しかしそのような
気持ちを持つのは
恋愛のドキドキ感を、
愛の最上級だと考えている
からではないでしょうか。

恋愛という言葉は
「恋」と「愛」の
二文字に
分けることができます。

先に恋があって、
後に愛があります。

好きという感情が磁力となって
男女が惹かれあい
一つになろうとします。

これが恋の本質です。

愛の本質は相手を思いやり、
大切に思う気持ちが醸成されて
強固な絆へと昇華することです。

つまり出会った頃の
ドキドキ感とは、
恋の最上級で
愛の最上級ではありません。

では愛の最上級とは
どんなものでしょうか。

ここで幸せな結婚を目指すみなさんに
知っておいて欲しいことがあります。

それは静かな愛の存在です。

「燃え盛る愛」
という表現と比べると、
とっても地味な言葉ですが、
静かな愛には
幸せの本質があります。

愛とは温かい
感情の交流です。

その積み重ねが
細胞分裂を繰り返し、
愛を大きく育てていくのです。

愛は育てば育つほど
安定してきます。

安定しているからこそ、
夫婦は一緒に人生を
歩んでいけるのです。

人生を通じて、
さまざまな苦楽を
重ねていくことで、
深くて静かで
穏やかな愛の宇宙が
広がっていくのです。

燃えるような恋に憧れるのが
人間の本能かもしれません。

しかし打ち上げ花火のように、
パッと咲いてパッと散ってしまう
切ないひと夏のラブストーリーを
何回繰り返したところで、
本当の幸せは訪れません。

しかしあなたが、
静かな愛の価値を
知っていれば、
幸せの本質に
触れることができるのです。

もしあなたが
「なんか最近、以前みたいな
新鮮さがないな…」

「ひょっとして倦怠期?」

とふたりの愛を
疑いそうになったら、
この静かな愛の存在を
思い出してください。

静かな愛のイメージを言葉にすれば、
「一緒にいるだけで幸せ」
ということになるでしょうか。

お互いを気遣いながら
手をつなぎ
公園を散歩している老夫婦。

これが私の理想とする
静かな愛の完成形です。

アダム徳永