★円満な夫婦はいろいろな役割を演じる
日付: 2016年10月25日
いつまでも夫婦円満でいるための秘訣は、
夫と妻が日常生活のなかで
色々な顔を持つことです。
夫婦の関係性が多様なほど、
愛は豊かになるのです。
これには少し説明が必要です。
夫婦のセックスレスで最も多い原因が
父親と母親に関係性が固定化
されてしまっていることです。
男性は結婚すると夫になり
子供ができると父親の務めを果たします。
そのこと自体は素晴らしいことです。
けれども家庭の中での役割が
父親だけに固定化されると、
夫婦を結びつける男女の
愛のエネルギーが停滞してしまうのです。
子供を寝かしつけた奥さんが、
母親のままでいると
妻は女になれません。
妻が女にならなければ
セックスをする気分にならないのです。
夫は父親から男に
妻は母親から女に
その役割に切り替えることで
セックスレスを避けることが
できるのです。
ところで夫婦が楽しく過ごすには
多彩な関係性が必要です。
パパとママだけに固定化すると
単調になります。
夫婦といえどもいろいろな関係性を
もつことができます。
たとえば兄と妹、弟と姉という関係です。
息子とママという関係もあるし
その逆にパパと娘という構図も成り立ちます。
師匠と弟子
先生と生徒という関係性もあります。
妻と二人きりの晩酌のときは
小料理屋の女将と常連客という関係性で
楽しむこともできます。
成熟した大人の粋な遊びです。
世界のホンダの創業者である本田宗一郎氏は、
仕事の現場では本当に怖くて
厳しい親父的存在だったと聞きます。
けれども一旦仕事を離れて、
部下を連れて飲みに行くと、
経営者としての威厳を
どこかに置き忘れてきたように、
ほんとうにどこにでもいる
普通のおじさん然とし
て振る舞ったそうです。
男・夫・父親という3つの基本の三角形から
甘えん坊の子供が加わる四角形です。
弟・兄・先生…と役割が多様化することで
多面体になってどんどん角が取れていきます。
そして形が丸に近づいていきます。
そうなのです。
夫婦の関係性が丸くなるのです。
そうなると夫婦は円満になるのです。
ぜひ夫婦でいろいろな役割を演じて
円満な家庭を築いてください。
アダム徳永