★交接は対面上体立位から始める
日付: 2016年09月03日
クンニリングスで女性がイクことで
前戯はフィナーレを迎えます。
そしていよいよ交接です。
スローセックスは射精への欲求を
とりえず棚上げします。
激しいピストン運動を控え
ゆったりした交接による
淡い官能をじっくり味わうことに
意識を向けます。
それこそがセックスの醍醐味なのです。
交接はペニスによる膣への愛撫であると
捉えることが大切なのです。
スローセックスは長時間
女性とつながっていることが理想です。
さまざまな体位を知っておくことと
長持ちする体位を知っておく必要です。
そこでおススメなのが『対面上体立位』です。
体位は正常位、騎乗位、後背位が定番です。
そのほかに座位や側位も知られています。
その点対面上体立位は
なじみが薄いかもしれません。
それもそのはず、
この体位は私が名付け親だからです。
対面上体立位は正常位の体勢から、
男性の上体をベッドに対して
垂直に起こします。
男性のカラダの状態を
瞑想のときの座禅のように
背筋を伸ばすことがポイントです。
この対面上体立位こそ、
スローセックスの交接の基本となります。
交接はこの体位からスタートします。
一般には正常位で始まり、
正常位で終わるパターンが
普通かもしれません。
しかしスローセックスでは
正常位をフィニッシュの体位と
位置づけています。
それは正常位が最も射精しやすい
体位だからです。
勃起と射精のメカニズムを知れば
納得がいきます。
勃起・射精は自律神経と深く
関係しています。
自律神経とは、
自分の意思とは関係なく、
身体の機能をコントロールしている
神経のことです。
胃腸の消化吸収や
心臓による血流、
発汗作用などは、
すべて自律神経が司っています。
自律神経には、
交感神経と副交感神経の二つがあり、
それぞれ相反する働きをします。
すなわち交感神経は緊張を司り、
副交感神経は弛緩を司ります。
この二つの神経がバランスよく機能することで
健康状態が保たれているのです。
では勃起しているときは、
交感神経と副交感神経のどちらが
優位になっているのでしょうか。
たぶんペニスが硬直するので、
交感神経が優位になると
考える人が多いと思います。
しかしそれは大きな誤解です。
たとえば暴漢に襲われたときのことを
考えてみてください。
勃起するでしょうか。
緊張状態にあるので、
ペニスは萎えてしまいます。
つまり勃起するのは、
交感神経が働いて
緊張しているときではありません。
副交感神経が優位になり、
リラックスしているときなのです。
では射精はどうでしょうか。
射精する瞬間は、
ペニスが緊張しているので、
交感神経が優位になっています。
ところで正常位では、
男性の上体は前傾します。
じつはカラダが前傾すると
交感神経が優位になります。
つまり射精しやすくなるのです。
しかし対面上体立位は
男性の上体が垂直にすることで、
交感神経と副交感神経を
ニュートラルな状態にするのです。
自律神経が中立になることで、
射精をコントロールすることができるのです。
したがって正常位よりもはるかに
ペニスは長持ちします。
これは経験してみることで
体感しうることができます。
また対面上体立位は
激しいピストン運動がしにくいため、
下半身の暴走を
食い止めることができるのです。
アダム徳永