★怒りの感情は大人として成長する糧
日付: 2016年04月24日
あなたは人から理不尽なことで
叱られたことはありませんか。
こころない一言で
グッサリと傷つけられたことはありませんか。
きっと何度もそのような
経験をしてこられたに違いありません。
傷つけられたあなたは、
相手に対して怒りの感情を持ちます。
そして陰で相手の悪口を言って
受けた傷を少しでも癒そうとするものです。
しかし悪口を言っちゃいけないと
理性をはたらかせる人がいます。
そうなると言いたいことを
我慢することになります。
しかし怒りの感情を抑えると
ストレスを抱えてしまうことになるのです。
悪口を言いたい気持ちを
ガマンするのはたいへんです。
言いたいことも言わず
怒りの感情を押し殺していたのでは、
こころは不満で充満していくばかりです。
これでは八方塞がりです。
ではこの状態をどう乗り越えれば
いいのでしょうか。
この袋小路から抜け出す方法があるとすれば、
それは「許す」ことです。
許すということ以外に
最善の道はありません。
といっても自分を傷つけた人間を、
たやすく許せるものではありません。
それでも人としての道を生きるためには
あなたはその人を許さなければならないのです。
そのためには、
相手を幼い子どもだと思うことです。
未成熟な人間だと割り切り
親の立場で相手を見ることです。
そのような心情に立てたとき
あなたはこころに余裕を
とり戻すことができるのです。
あなたがそう思えたとき
腹をたてる自分を客観視することができ
自然に怒りの感情が収まってくるのです。
このようにしてあなたが
自分自身の感情をコントロールし、
人を許す気持ちを身につけることができれば、
あなたはまた一回り
大人の人間として成長することができるのです。
アダム徳永