★「好き」と「愛してる」を混同していませんか
日付: 2016年02月06日
意中の女性に告白して、
相手からOKの返事をもらう。
夢にまで見た瞬間です。
これほど幸せを感じることはありません。
しかし理想の女性をゲットしたからといって
油断してはいけません。
男の真価が問われるのは、
交際がスタートしてからです。
飛び上がるほど嬉しい告白の成功も、
それは長い人生の一点に過ぎません。
この時点ではお互いの好意を
確認し合っただけなのです。
多くの人が混同していることがあります。
それは「好き」と「愛」についてです。
それはまったくの別物なのです。
愛の本質を知るためには、
この違いを理解することがとても大切です。
「好き」とは、
男女が互いに引き合うために必要な
“磁力”のような感情のエネルギーです。
交際がスタートしたばかりの男女は、
まさにプラスとマイナスの磁石が
くっついているような状態だと
イメージしてください。
本人たちはどんなに「ラブラブ」でも、
単に表面の一部がくっついているだけですから、
何かあれば簡単に離れてしまう
危険な状態でもあるのす。
逆に言えばとても不安定な状態だからこそ
この時期にはドキドキ・ワクワク・ ハラハラ
といった言葉で表現される
恋愛の醍醐味を味わえるのです。
一方で「愛」とは、
2つの原子が融合し一体化して、
まったく新しい分子を形成することなのです。
表面の一部がくっついているだけの「好き」とは違い、
一体化してひとつの塊になっていますから、
状態はとても安定しています。
そしてひとつになった分子が、
細胞分裂を繰り返し成長していくことを、
私たちは「愛を育む」と呼ぶのです。
好きを愛に変えることも、
愛を育むことも口で言うほど
簡単なことではありません。
けれどもひとつ確かに言えることは、
人は愛なくしては
生きていけないということです。
本物の男とは、
本物の愛を手にすることのできる
男のことです。
本物の愛を手にするためには
女性の愛し方を学ばなければなりません。
そのためにはまず愛するとは何かを
知らなければ先に進めません。
では愛するとはどんなことだと思いますか。
一言でいうなら
それは相手を喜ばせることです。
相手を喜ばせることを考えて行動する。
相手を喜ばせる努力を惜しまないこと。
これが愛する基本なのです。
本物の愛を手にするためには、
ワインのようなイメージで、
時間をかけて熟成させていく意識が必要なのです。
愛する女性に喜びを与え続けるという覚悟と
愛する女性を幸せにするという覚悟があって
本物の愛を手にすることができるのです。
自らの自覚を込めて…
アダム徳永