★惰性で生きる熟年のご夫婦に向けて
日付: 2015年10月17日
異性との関係を考えたときに、
あらためて見直してほしいのが
熟年夫婦のあり方です。
「世界で一番、妻が好き! 」
「ほかの女性にはまったく興味が沸かない」
という男性であれば、
奥様こそが自分を幸せにしてくれる
最高の女性なのですから、
そのまま仲良し夫婦を継続すればよいわけです。
でもたとえ既婚者であっても、
男である以上
街中で素敵な女性とすれ違ったら
「オッ? いい女…」
と反応してしまうものです。
キャバクラで若い女性に甘えられたら、
仕事上のサービスとわかっていても、
いい気分になってしまうのが大方の男性です。
本心では貪欲に
女性を求めているにもかかわらず、
躊躇してしまう理由があるとしたら、
それは妻の存在でしょう。
「妻に申し訳ない」
「妻を怒らせると怖い」
だけどよく考えてみてください。
どうしてあなたは妻に対して
そんなに引け目を感じるのですか。
まだまだ子育てに忙しい30代、40代の
ご夫婦ならばわかります。
ですが熟年夫婦ともなれば、
仕事は定年を迎え子どもたちは独立。
家のなかは夫婦二人だけ。
これは大きな変化です。
現実の生活がそれだけ
変化しているにも関わらず、
夫婦というものに対する価値観が変わらない。
その結果、人生の自由時間であるにもかかわらず、
お互いを拘束しあい、
不自由な心のまま二人きりで過ごす。
それでは幸せは望めません。
夫婦といえども
お互い一対一の個人なのです。
日本には「夫唱婦随」という言葉がありますが、
それが美徳とされた時代と平成の今では
女性を取り巻く環境が激変しています。
70歳、80歳になってもオシャレで美しく、
健康な女性がたくさんいます。
彼女たちはとてもアクティブに旅行やスポーツ、
そして出会いを楽しんでいます。
熟年離婚というカードを
切り出す女性も少なくありません。
実は、夫婦という関係についても、
あてのない古い常識に
縛られているのは男性のほうなのです。
あなたが本当に望んでいることは何でしょう?
もうあなたはOVER60なのです。
夫婦とはいえ、
すでに双方が相手に
興味を失っているのなら、
それを認め合いましょう。
一つ屋根の下で傷つけあうぐらいなら、
離婚というのも幸一つの選択です。
長くセックスレスなら
「なぜ妻とセックスしないのか?」
を考えてみましょう。
妻を信頼・尊敬はしているけれど、
すでに性欲を感じる相手でないのであれば、
自分たちはそういうパートナーシップなのだと
認め合うことです。
そして妻以外の女性に
魅力を感じるのであれば、
その気持ちに正直になるのです。
もっと自由になりましょう。
ただし自分ばかりではダメです。
その自由は妻にもあります。
OVER60夫婦に求められるのは、
お互いが相手を一人の個人として
尊敬することです。
それができない二人ならば
夫婦として存在する意味がありません。
もしそれができる二人なら
相手に信頼と尊敬の念を持ちつつ、
お互いの自由も認められるはず。
それこそが真に成熟した
夫婦関係といえるのです。
アダム徳永
追伸:
ちょっと過激なことを書いてしまいました。
大切な人生を惰性で生きることほど
悲しいことはありません。
熟年ご夫婦の皆さんにおかれては
いまの自分たちの夫婦の関係を考える
きっかけにしてください。