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★エヴァセルフラビ秘儀レポート/O.M編

日付: 2022年10月30日

エヴァインスタラクター4期生

O.Mさんの秘儀レポートを

ご紹介します。

 

☆☆

 

秘儀7日目

 

湖畔での体験。

 

目を覚ました瞬間、

「湖に来ているんだ! 」

と思い出して、

幸せが溢れた。

 

嬉しい。

 

昨夜の夢のような

月下の湖畔の光景がよみがえる。

 

恋人はまだ

眠りの中にいるようだ。

 

そっと身体を起こし、

身支度をして1人テントを出る。

 

湖畔におりてみると、

昨夜の風景とは全く違っていて

正面にそびえる山の背後から

陽の光がこちらに向かって

刺すように輝いていた。

 

目を開け続けているのが

つらいほどの光の強さだ。

 

すごい!

すごい!

 

興奮してしまった。

 

でもしばらくすると昨日の

月夜の風景が恋しく感じた。

 

朝食の準備を始める彼に

「氣光天をしたいから

1人にしてほしい」

と伝え

一人でテントの中に入る。

 

朝の7時台。

 

周囲には人の気配があって

声も伝わる。

 

風の音、陽の光、

ちゃんと感じる。

 

テントの布を

2枚隔てただけだもの。

 

屋外に近い!緊張する!

 

変に思われない?

 

大丈夫だろうか?

 

でもだからこそやってみたい。

 

テントの入り口に

背を向け座禅を組む。

 

ゆったりとしたうすい素材の

ワンピース1枚になり

呼吸とタッチを始めた。

 

するとテントの布を

隔てて右前方から

女性グループの

談笑する声がした。

 

手を止めずに

その女性たちの存在を感じた。

 

一緒に会話しているようなつもりで

タッチを続ける。

 

なんてことのない、

日常の会話が続いている。

 

誰かが水をくむ音。

 

食器のカチャカチャという音。

 

男の子たちがふざけあう声。

 

大人が何人かでカヌーを運ぶ

ギシギシという音。

 

ああ、こんなに楽しくていいのか。

 

日常会話の隣で、

日常の中で、

至って普通のことのように

触れていいのか。

 

特別で非日常で、

隠微で淫らじゃなくてもいい。

 

なんて愛らしい、

安全な世界なんだろう。

 

「あ、まずい! 」

 

「氣光天をしていなかった。」

 

グラウンディングをする。

 

自分の根を、

お尻の下の土へと、

深めに刺す。

 

氣。

 

「我は神なり。」

 

声に出して唱えた。

 

でも光のあとの2回目が

なぜか言えない。

 

「え?」と思っていると

代わりに別の言葉が出た。

 

「我は、戦士。」

 

まぶたの裏には

誰かを鼓舞するような

女性(自分?)の姿が

うっすら浮かんで見える。

 

戦士?戦い?

 

怖い!と咄嗟に思った。

 

嫌だ!と思った。

 

せっかくこんなに

平和で愛おしい世界にいるのに。

 

逃げ出したくなる。

 

その時、背後に彼の気配を感じた。

 

「退くな。」

 

さっき地面に刺した

自分の根をもう一度感じる。

 

そしてもう一度自分の声で

言葉に出してみる。

 

光 。

 

「我は戦士」

 

天 。

 

「平和の戦士」

 

氣 。

 

「何ものからも殺されず」

 

光 。

 

「何ものも殺さない」

 

天 。

 

「平和の戦士」

 

言葉はここで止まった。

 

鼓動が早い。

 

言葉はもう出切ったのか。

 

そして自分の手が

ジョイパールに触れた瞬間

聞いたことのない鳥の声が頭上を

右から左へと過ぎて行って、

思わず全身がビクっとした。

 

カ行なのにカキクケコの

どれでもない声だった。

 

今までそんな声は聞いたことがない。

 

そこで一旦手が止まった。

 

なにかが終わった?

 

だけど「戦士」という

言葉が重く感じて

すぐにテントから

外の世界へ戻れる気がしない。

 

呼吸法を続けてみよう。

 

根は丹田から地面へさらに伸びて

丹田から上に

向かってゆっくりと移動する

エネルギーがある。

 

ゆっくりゆっくりと上へのぼり、

頭に達して

孫悟空の頭から

輪っかが外れるかのように

ひゅんと勢いよく

空に向かって放たれた。

 

それで終わった感じがした。

 

しばらく呼吸を

ととのえてから目を開けた。

 

よかった。

 

テントの中だ。

 

戦いたくないよ。

 

のそのそテントを出ると彼が

「よくできた?」

とニコニコ聞いてくる。

 

いろいろ伝えたくなったが

戦士という言葉がショッキングで

「うん、できた。ありがとうね」

とだけ言って

朝食を一緒にとった。

 

薄味のスープが

とても美味しかった。

 

チェックアウトしてから

今度は彼が

「温泉へ行こう」

と湖水が流れ込む

天然温泉へ連れて行ってくれて

裸になって湖水を全身に感じた。

 

湖の水位と温泉の水位は

常に一緒で

足はつくが、

気を抜くとあごまで

沈んでしまうほど深い。

 

紅葉する落ち葉も藻も

波と一緒に顔に浴びる。

 

自分が全身麻酔を使い

経膣手術をすること。

 

そんな未体験のタイミングで

エヴァ養成講座に通うこと。

 

そしてその後しばらく

禁止されていた

マスターベーションも

温泉も無事に再開できること。

 

秘儀の課題中に湖に来れること。

 

そしてそこで秘儀に

挑戦すること。

 

自分には何一つ

予想もしていなかったことだった。

 

 

☆☆

 

以上です。

 

エヴァインストラクターの

活動については

ぜひ、以下のHPを

ご覧ください。

 

■エヴァセラピー協会HP

https://evatherapy.jp/

 

 

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