★日常のなかで幸せを感じる秘訣
日付: 2015年05月11日
私たちは美しいものを見たり、
聞いたりすると、
どうして幸せな気持ちになるのでしょうか?
改めて考えてみると、
なかなか難しいテーマです。
じつは私たちは美を通して愛を受けることで、
幸せを感じるのです。
美しいものには、
必ず愛が宿っています。
言い換えれば、
愛が美という形で表現されているのです。
たとえば美しい自然。
そこには神の愛があります。
またきれいに盛りつけられた料理には、
料理人の愛が込められているのです。
ところで幸せを感じる秘訣は、
愛と美に目を向けることです。
つまり愛と美を意識して、
関心をもつことです。
もともと日本人は、
豊かな感性の持ち主です。
なぜなら日本人は昔から俳句をたしなむ感性を
もっているからです。
日本の精神文化が開花した江戸時の人々は
公家に限らず武士や町人までも
俳句を楽しみました。
彼らは木の葉が一枚
ひらひらと舞い落ちるだけで、
一句詠んでしまうのです。
このとき俳人である彼らは
過去を振り返って思い悩んだり、
未来を案じたりはしません。
その一瞬の美に意識を向けたのです。
そして目の前にある美しさから、
愛と幸せを感じたのです。
あなたのなかには
すでに豊かな感性が眠っています。
物質的な豊かさに意識を奪われてしまう現代社会。
日常の様々な雑事に振り回さて
忙しく日々を過ごしてしまう私たち。
ちょっと立ち止まって
自然にある美しさに意識を向けることで
あなたの中に眠っている俳人としての
豊かな感性を呼び覚ましてみませんか。
アダム徳永