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★挿入至上主義が女性に苦痛を与える

日付: 2016年12月06日

ペニスの大きさを

男らしさの象徴と思っている

男性がいます。

 

そしていきり立ったペニスを

女性の膣に挿入し、

激しく動かせば

女性は喜ぶものだと

思い込んでいる男性がいます。

 

彼らは女性も早くペニスを

入れて欲しがっているのだと

自分の都合のいいように思っています。

 

それは大いなる勘違です。

 

セックスは脳でするものです。

 

ペニスと膣の交接を

気持ちいいと感じるためには、

女性の脳の準備が

整っていなければなりません。

 

脳がまだ感じる準備をしている最中に、

ペニスを挿入してしまうと、

性的な快感に転化されずに

ただ痛みになってしまうのです。

 

男性は女性の苦痛による表情を、

官能している顔だと錯覚してしまうのです。

 

反応が悪いのは、

まだピストン運動が

足りないせいだと思い

さらにピストン運動を

加速してしまうのです。

 

そして女性にさらに

苦痛を与えるという悪循環に陥るのです。

 

感じてもいないのに

イッたフリをしなければいけない女性。

 

痛みの悲鳴に気がつかない男性。

 

不幸の極みです。

 

以前不感症と性交痛に悩む

ある30代の女性から、

「世の中からセックスさえなくなれば、

こんなに苦しまなくてもいいのに」

という涙まじりの訴えを聞いたことがあります。

 

男根主義や挿入主義は

ただセックスの下手な男性を

増やすだけです。

 

女性の被害者を増やすばかりで

これは社会的な問題です。

 

本来女性は男性とは比較にはならないほど、

強く大きく深い快感と悦びを

感じるようにつくられています。

 

その可能性が開かれないまま

女としての喜びを知ることなく

一生を終えてしまうことほど、

不幸なことがあるでしょうか。

 

セックスの素晴らしさを

知らない女性が増えることは、

そのまま男性の不幸に直結するのです。

 

ペニスの挿入を重視する意識は

物質主義と同じです。

 

ひたすらに快感の大きさだけを

追求していくことは、

物質主義の末路と同様に、

いずれどこかで限界を迎えます。

 

だからこそ男性は淡い口づけに

大きな喜びや幸せを感じられるような、

精神的な結びつきに

価値を置いてほしいのです。

 

ペニスでするセックスから、

感性でするセックスに

シフトして欲しいと思うのです。

 

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アダム徳永

 

 

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